【施主が学ぶやさしい住宅建築講座-41】水回り設備設置

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内装の下地作業の段階で、キッチンや洗面化粧台、トイレなど配管で固定される給排水設備機器を搬入し、組み立てをしていきます。

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ユニットバスを除く水回り設備、いわゆる『住宅設備機器』は、壁が仕上がる前に所定の位置に設置し、給排水管の接続や扉の取付けなどを行っていきます。家具の組み立てのイメージです。

キッチン

日本のキッチンは、ほとんどが建材メーカーが工場で製造している『システムキッチン』で、建材メーカーから搬入・据え付け・接続まで専門の職人さんが行います。まずはキッチン搬入前の給排水配管の状況から。

対面キッチンですが、リビング側から手元が見えず、コンセントや小物置場として15cm程度立ち上げてカウンターを造作しています。青い水道配管が水で、ピンク色が給湯。排水管や食洗機用の給水も出ています。

キッチンキャビネット組立

今は”対面キッチン”が主流で、組み立てにはあまり見るべき特長がないので、輸入キッチンの事例をご紹介します。

画像は、収納部分となるキャビネット(扉含む)をアメリカのキッチンメーカーに製作依頼し、船便で輸入して大工さんが取付けや組み立てをしている現場。流し台や人造大理石(またはステンレス)のトップは別発注でつくります。

調理部分はL型のキッチンとして、作業台を別途設けていますが、子供たちが料理に参加したり、盛り付けをするのにも便利なのがこのようなアイランドタイプのキッチンです。

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輸入キッチンはかなり高くつくイメージがありますが、引出しを少なくして普及タイプのキャビネットを選べば、国産のキッチンメーカーで特殊な組み合わせをするよりも意外と安価に収まります。国内メーカーで安いのは『I型2550タイプ』など、需要の多い量産規格品のキッチンです。

トイレ・洗面台

洗面所やトイレは、床は水濡れに強い長尺シートやサニタリーフロアなど、樹脂系の床材が良く利用されます。床仕上げの後、衛生陶器やキャビネットなどを組み立てて、収納やミラー、手摺りやタオルかけなどを取付けます。

画像は2階のトイレと廊下部分に設置する洗面台の下地。家族が多い場合、1階の洗面所だけでは朝混雑するから、トイレ近くに手洗い兼用で洗面台を要望されるケースがあります。もちろんお湯が出るように『混合水栓』を取付けます。

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同じ場所で床を施工後の取付け画像と比較すると、工事のステップがイメージできるでしょう。

脱衣洗面所(パウダールーム)

多くの洗面所が、お風呂に入るための脱衣所に洗面台が置かれて、洗濯機も詰め込んだ1坪の部屋ですが、最近では広めの部屋として、パウダールームや洗濯乾燥のスペースを確保するケースも増えてきました。

広島市南区での施工事例です。

施工途中と施工後の写真を並べましたが、洗面化粧台の上にも鏡台の裏に化粧品や整髪剤等の収納、右側の壁にはタオルや下着類など洗濯物を収納します。手前の部屋には天井から『干し姫さま』という洗濯干しが降りてきて、室内干しやアイロンがけが出来るスペースです。浴室側から見た反対の部屋の画像もご紹介しましょう。

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パウダールームは、スツールを置いて座ってお化粧が出来るような洗面化粧台を選びました。奥の家事室兼ランドリールームは、勝手口がありそのまま外にも出れるので、効率のいい家事が可能な間取りです。

▼次回は、玄関やポーチのタイル、基礎周りの左官工事を説明していきましょう。

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≪住まいづくり専門コンシェルジェ≫ 福岡大学工学部建築学科に在学中、当時の人気建築家『宮脇檀建築研究所』のオープンデスクを体験。卒業後、店舗の企画・設計・施工の中堅企業に就職し、主に首都圏の大型商業施設、駅ビル等のテナント工事にてコンストラクション・マネジメントを体験。1991年に東京から広島に移住し、住宅リフォームのFC本部、住宅営業コンサルティング会社に勤務。全国で1千社以上の工務店・ハウスメーカー・設計事務所と交流し、住宅業界の表も裏も知り尽くす。2001年に独立し、500件以上の住宅取得相談に応じ、広島にて150棟以上の見積入札・新築検査等に携わる。2006年に著書「家づくりで泣く人笑う人」を出版。 マネジメントの国家資格『中小企業診断士』を持つ、異色の住生活エージェント。